聖路加同窓会設立100周年

トイスラーが同窓生に託した「日本の看護界全体のレべル向上に資する」に私たちはどのように応え、歩んでいるのか?先人に励まされ、未来につなげる機会に!

聖路加同窓会設立100周年に寄せて

同窓生の皆様と共に、また母校を支えてくださった皆様、同窓会の活動を支えてくださった皆様と共に、聖路加同窓会100周年を迎えられることを、有り難く嬉しく思っています。
第二次世界大戦を挟み、戦前から戦後の荒廃そして復興の20世紀と、混沌とした21世紀の四半世紀を含んだこの100年間、母校は役割を果たし続け、同窓生を輩出してきました。
聖路加同窓会100周年記念事業は、母校の建学者トイスラー先生の愛と思い、すなわち「本邦の看護方の標準を向上せしむるにあり」という志に対して、同窓生がどのように応えてきたのか、応えているのか、応えようとしているかをテーマに、2025年から2026年にかけて執り行います。ホームページでは、これらの模様をお届けして参ります。このページを通して、ご一緒に100年を伝え、つないで、次の100年に向けての第一歩にいたしましょう。

聖路加同窓会 会長
菱沼(菱刈) 典子 1974B

100周年プレイベント
聖路加同窓会生涯学習講演会「戦後の看護改革に尽力した聖路加同窓生たち」もご覧ください。

100周年オープニング
聖路加同窓会写真展

  • 場所:聖路加国際病院内 第一画廊・第二画廊(展示内容は同じ、場所が変わります)
  • 期間:
    第一画廊(聖路加国際病院レストラン前)2025年9月1日(月)~6日(土)
    第二画廊(聖路加国際病院渡り廊下)2025年9月8日(月)~20日(土)

メインイベント
100周年記念式典・記念講演会

  • 場所:聖路加国際大学本館 アリス C. セントジョン メモリアルホール
  • 期間:2025年9月6日(土)13:00~17:00
    ※不測の事態などにより開催中止となった場合には、同窓会ホームページにてお知らせいたします。
  • プログラム:
    13:00~ 記念式典
    13:20~ 記念講演会 「トイスラーの愛と思いに応えて」基調講演・シンポジウム
    ※会場参加は聖路加同窓会会員と聖路加国際大学教職員および在学生です(申込不要)
    上記以外の方は後日オンデマンド配信をご覧ください

    15:30~ 茶話会(聖路加同窓会会員・招待者)

※講演者紹介について(記念講演会、リレー動画講演共通)
講演者の氏名に続く( )内は、数字=聖路加同窓会会員になった西暦年と課程です。課程は、数字のみ=短期大学、B=学部、M=修士、SPH=公衆衛生大学院修士です。
現職は、2025年3月1日時点です。

記念講演会
「トイスラーの愛と思いに応えて」

基調講演

  • 菱沼典子(1974B)
    トイスラーに応えて
    講演者紹介
    【現職】日本看護学教育評価機構理事長、NPO法人からだフシギ理事長、聖路加国際大学名誉教授

    【略歴】天理よろづ相談所病院看護師、その後聖路加看護大学(現聖路加国際大学)、三重県立看護大学に勤務。筑波大学医科学研究科修士課程修了、博士(看護学)(日本赤十字看護大学)。2022年度より聖路加同窓会会長

シンポジスト

  • リボウィッツよし子(1968B)
    海外・臨床・教育の経験から
    講演者紹介
    【現職】なし

    【略歴】1968年聖路加看護大学卒業後、聖路加国際病院勤務(2年間)。1970年コロンビアメディカルセンター(EV)、1971年マウントサイナイメディカルセンター(EV)、1976年ニューヨーク大学院修了(MAN)、1979年ワシントン州立大学講師、1984年トーマスジェファーソン大学病院FRC副看護部長。1995年訪問看護ステーション設立、1998年大分医科大学教授、2002年青森県立保健大学教授・国際科長・学科長、2007年同大学学長。2008年公立大学法人青森県立保健大学理事長・学長、2014年同大学名誉教授。2015年協和発酵キリン社外取締役。2019年新潟青陵大学学長、2022年同大学名誉教授。
  • 宮原晴子(1994B)
    臨床・看護管理者としての経験から
    講演者紹介
    【現職】公立西知多総合病院看護局長兼副院長

    【略歴】1994年聖路加看護大学卒業、1996年聖路加看護大学修士課程修了後、碧南市民病院に就職し16年間勤務。教育担当副看護部長の経験から、知多市立看護専門学校(現公立西知多看護専門学校)へ、9年間勤務し、同じ組合立の公立西知多総合病院へ異動し、現在に至る。
  • 芝田おぐさ(2006B)
    公衆衛生・WHOの経験から
    講演者紹介
    【現職】WHO西太平洋地域事務局(在フィリピンマニラ)技術専門官 医療の質と患者安全

    【略歴】1996年上智大学法学部卒業後、金融機関勤務。2006年聖路加看護大学卒業後、聖路加国際病院勤務。2011年より厚労省看護技官。2016年ロンドン大学大学院保健政策・計画・財政学修士号取得。2020年よりWHOに出向。2024年WHOへ正式移籍。
  • 岩本大希(2019M)
    専門看護師・訪問起業の経験から
    講演者紹介
    【現職】WyL.(株)/ウィルグループ(株)、ウィルホールディングス(株)代表取締役

    【略歴】令和3年度老健事業「訪問看護の評価指標の標準化に関する調査研究事業」ワーキング委員会委員。2022年日本在宅ケア学会在宅ケアイノベーション研究研修委員会委員、厚生労働省医政局BCP事業訪問看護分科会検討委員会委員、令和4年度老健事業「訪問看護の評価指標の標準化に関する調査研究事業」検討委員会委員。2023年日本在宅ケア学会政策提言委員会委員。2024年一般社団法人日本在宅看護学会理事、第14回日本在宅看護学会学術集会集会長、特定行為研修在宅パッケージ修了。

オンデマンド配信

2025年9月19日(金)~2026年8月31日(月)配信

リレー動画講演

多様な分野で活躍する同窓生12人が、それぞれの経験をバトンとして語ります。
オンデマンド配信 2025年10月3日(金)より順次公開 ~ 2026年8月31日(月)

  • 10月3日~
    伊藤 玲子(1965)
    地域看護の経験から
    講演者紹介
    【現職】なし

    【略歴】聖路加短期大学卒業後1966年専攻科修了、聖路加国際病院の分娩室と新生児室に計3年間勤務。その後郷里の新潟県に帰る。34歳の時、保健師として企業に22年間勤務。その後57歳より80歳までの23年間、助産師として地域の訪問業務に携わる。
  • 10月10日~
    井部 俊子(1969B)
    臨床·教育·管理の経験から
    講演者紹介
    【現職】聖路加国際大学名誉教授、(株)井部看護管理研究所代表取締役、(株)日本看護協会出版会代表取締役社長、(株)メディカルシステムネットワーク社外取締役

    【略歴】1969年聖路加看護大学卒業、1982年聖路加看護大学修士課程修了。のち17年間聖路加国際病院勤務。日本赤十字看護大学講師(3年)。2001年聖路加看護大学博士課程修了、聖路加国際病院看護部長・副院長(10年)、聖路加看護大学教授、学長(12年)。長野保健医療大学副学長・看護学部長(4年)。
  • 10月17日~
    秋山 正子(1973B)
    地域·在宅看護と起業の経験から
    講演者紹介
    【現職】認定NPOマギーズ東京共同代表理事・センター長、(株)ケアーズ代表取締役、白十字訪問看護ステーション統括所長・暮らしの保健室室長

    【略歴】1973年聖路加看護大学卒業、日本バプテスト病院産婦人科にて臨床経験。大阪大学医療技術短期大学部看護学科助手。日本バプテスト看護専門学校専任教員。淀川キリスト教病院訪問看護室非常勤保健師。医療法人春峰会白十字訪問看護ステーション訪問看護師。(株)ケアーズ起業し代表取締役、暮らしの保健室開設。看護小規模多機能坂町ミモザの家開設。認定NPOマギーズ東京共同代表理事・センター長就任。
  • 10月24日~
    井芹 佐代(1976B)
    米国臨床看護の経験から
    講演者紹介
    【現職】なし

    【略歴】1976年聖路加看護大学卒業、1976年4月聖路加国際病院勤務(1年)。1977~1982年聖路加看護大学母性看護学助手、1982年~同非常勤講師。1984年渡米。1987年カリフォルニアRN 免許公認、American River College RN Re-entry course 習得。1988~2019 年近郊のLevel one Hospital staff RNとしてLabor and Delivery, Maternal and Child, Birthing Center でフルタイムで勤務。(Sacramento Methodist Hospital, Woodland Memorial Hospital, Sutter Davis Hospital, Woodland Healthcare)。1991年 NCC Inpatient Obstetric Nurse Certified、2010 年NCC Fetal Heart Monitoring Certified、2019年退職。
  • 10月31日~
    真田 弘美(1979B)
    研究· 教育の経験から
    講演者紹介
    【現職】石川県立看護大学学長、東京大学名誉教授

    【略歴】1979~1980年聖路加国際病院勤務。1987~1997年金沢大学医学部博士(医学)。1989~1990年イリノイ大学大学院看護学部にて研修。1998年金沢大学医学部保健学科教授。2003年東京大学大学院医学系研究科老年看護学分野教授。2022年より石川県立看護大学学長。
  • 11月7日~
    大島 千絵子(1988B)
    保健師の仕事の経験から
    講演者紹介
    【現職】中央区役所福祉保健部福祉センター支援係主任

    【略歴】1988年4月中央区役所に入職、日本橋保健所に配属され、保健師として従事。以後、中央区保健所、日本橋保健センター、月島保健センターに勤務し、2015年4月から現職。2014年に勤続25年の職員表彰を受けた。
  • 11月14日~
    井内 陽子(1989B)
    養護教諭の経験から
    講演者紹介
    【現職】明治学院高等学校教員(養護教諭、衛生管理者)

    【略歴】1989年聖路加看護大学卒業、聖路加国際病院小児科勤務(5年間)。その後現職。
  • 11月21日~
    田村 やよひ(1990M)
    看護行政の経験から
    講演者紹介
    【現職】公益財団法人日本訪問看護財団理事長

    【略歴】1990年聖路加国際大学修士課程修了。東京大学大学院博士課程に進学。1993年厚生省入省、13年間看護行政に従事。2006年国立看護大学校長、2016年日本赤十字九州国際看護大学学長。2021年より3年間日本看護学教育評価機構常任理事として活動。
  • 11月28日~
    堀内 園子(1993B)
    認知症看護·起業の経験から
    講演者紹介
    【現職】認知症対応型グループホームせゝらぎホーム長・NPO法人なずなコミュニティ理事

    【略歴】聖路加国際病院、富山医科薬科大学、東京都立大学で勤務。介護支援専門員・アロマセラピー・書道教授免許資格を取得。NPO法人を立ち上げ「アロマ」と「触れるケア」を活用したデイサロン「大人の文字教室」を運営。
  • 12月5日~
    小林 紘子(2006B)
    臨床看護の経験から
    講演者紹介
    【現職】聖路加国際病院9階西病棟 アシスタントナースマネジャー

    【略歴】2006年聖路加看護大学卒業、同年4月聖路加国際病院就職。眼科・内科系・外科系・内視鏡検査室などの外来部門で勤務し、2023年度より現病棟で勤務。2018年度~2023年度同窓会役員として活動。
  • 12月12日~
    皆川 愛(2015B)
    ろう者支援の経験から
    講演者紹介
    【現職】ギャローデット大学ろう難聴児レジリエンスセンター研究支援専門員(Research Support Specialist, Deaf and Hard of Hearing Resilience Center)

    【略歴】2017年聖路加国際大学修士課程修了後、特別養護老人ホームで看護師として勤務し、ろう協会で健康教育に携わる。その後、日本財団奨学金を得てギャローデット大学大学院に留学し、ろう者の健康支援研究に従事。国内でも看護大学や国立がん研究センターと連携し活動中。
  • 12月19日~
    苫米地 則子(2021SPH)
    国際的看護活動の経験から
    講演者紹介
    【現職】日本赤十字社医療センター 国際医療救援部副部長

    【略歴】日本赤十字社医療センター看護部看護師長兼国際医療救援部。看護管理、国際活動をめざす後輩育成、日本赤十字社における国際要員育成に関わる。国際要員として災害や人道危機における国際赤十字の活動に携わる。

配信動画

2025年10月3日(金)より順次公開

同窓会設立100周年記念誌

発行予定:2026年5月
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