つきじだより12
1月いぬる(帰る・去るの古語、筆者出身地・土佐では年配の人は今も使う)、2月にげる(逃げる)、3月さる(去る)との言い回しを聞いたことはありませんか。新年の挨拶もそこそこに入試や国家試験に梅が香もうわの空、年度末の締切や新生活への準備に桜の便りは異次元の話と、忙しい日々を送っておられる同窓生も多いのではと思います。
一方で、能登地震で被災された方々は、時の流れをいかようにお感じだろう、と思います。同窓会は2011年の東日本大震災を契機に、被災地・被災者へのボランティア活動に参加する学生の交通費・活動費を補助することで復興に協力する制度を設けました。この度の被災に心からお見舞い申し上げ、復興を後方支援していきたいと思います。
さて、同窓会ではこの時期、新会員となる学部卒業生や院修了生の皆さんへ同窓会の紹介とお祝い記念品の準備をし、新年度の事業計画と予算案を検討しています。同窓会会則第3条に「本会は、聖路加国際大学建学の精神を継承し、会員相互の親睦と啓発をはかり、母校の発展の推進力となることによって社会に貢献することを目的とする」とあります。そのための事業が六本の柱であげられ、それに沿って事業計画を練っていきます。さらに2024年度は同窓会設立100周年記念事業が本格化します。
振り返って懐かしむだけじゃない100周年(2025年9月)、皆さんとともに祝い未来に向かう100周年になるよう、準備を進めています!
(文責:広報・直井)
参考
同窓会会則第4条
本会は、その目的を達成するために、次の事業を行う。
一 会員情報の管理、会員ネットワーク構築推進に関する事業
二 会報の発行等情報発信事業
三 聖路加国際大学の諸事業への協力・後援に関する事業
四 会員の教養、専門的知識・技能向上のための啓発事業
五 同窓会支部および地域支援に関する事業
六 その他必要な事業