聖路加同窓会とは

会長からのメッセージ

聖路加同窓会会員の皆さま

ドクター・トイスラーとミセス・アリス・セントジョンによって始まった、日本の近・現代看護教育を振り返りますと、それは聖路加の同窓生の活躍の足跡とも言えましょう。聖路加国際病院附属高等看護婦学校の教育開始から数えて100年の2020年を記念して、「聖路加看護教育の100年」、「聖路加100のエピソード」が刊行されています。同窓会も2025年に100年を迎えます。

同窓会は新人看護職から百歳を超えるまでの会員が、聖路加で教育を受けたという共通点でつながる場です。100年の間には、看護教育・高等教育制度の変遷があり、大学院教育への拡大、病院との同一法人化、公衆衛生大学院の設置等、歴史を刻みつつ、名前も何度も変わってきました。しかし、そのどこで学んだとしても、皆ドクター・トイスラーの建学の精神を受け継ぐ同窓生です。教育を受けた時間は短く、同窓生となってからの時間の方がずっと長いのです。それぞれの場で、聖路加での学びを基盤に活動していらっしゃる皆さまの活躍こそが、同窓会の命であり、母校の宝です。   

新型コロナウイルス感染症により、さまざまな影響がありましたが、本年度は4年ぶりに対面での総会を行いました。皆さまとつながりながら、母校の発展の推進とそれによる社会への貢献を目的とした同窓会を盛り上げていきたと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年7月18日
菱沼典子